0

神の手

神の手
パトリシア・コーンウェル
講談社文庫

人はなぜ殺すのか。その答えを探すため、元FBI心理分析官ベントンは、収監中の殺人犯と対峙していた。面談のなかで未解決事件の手がかりを得た彼に、惨 殺死体発見の知らせが届く。遺体にべたべたと残された赤い手形は何を意味するのか? ベントンは助言を得るべく、恋人の検屍官スカーペッタに連絡をとる。 (上巻 背表紙より)

被害女性の体内で発見された薬莢(やっきょう)から、凶器は2年前に警察が別の事件で押収した銃であることが分かる。新たな殺人が起こり、捜査が進展しな い一方で、スカーペッタとベントンの信頼関係に重大な危機が。固い絆を引き裂く”許されざる裏切り”とは何か!驚愕必至、予測不能の最終章ですべてが明か される! (下巻 背表紙より)

ロバート・レスラーが行っていたような殺人犯へのインタビューを行うベントン.インタビューにて未解決事件の手がかりとなる情報を得る.スカーペッタに助言を求めようとコンタクトを取るが・・・という感じで物語が始まる.
以前とは違い,三人称で物語が進んでいくので,バラバラに進む話すのつながりが見えず読み進めるのが大変だった.最後の最後まで結末はわからないんだけど,読み終わった感想としては,”あ,そーなんだ,ふーん”程度.ちょっと残念だなーというのが素直な感想.

0

痕跡

痕跡
パトリシア・コーンウェル
講談社文庫

上巻: 一本の電話が始まりだった。法医学コンサルタントのケイ・スカーペッタは、死因不明の少女の遺体を調べるため、五年ぶりにリッチモンドの地を踏んだ。そこ では事件へのFBIの関与が明らかになる一方、かつてケイが局長として統率した検屍局が、無惨にも破壊されつつあった。この町で何が起きているのか? (背表紙より)

下巻: その奇妙な微物は、死んだ少女の口のなか、主に舌に付いていた。二週間後、まったく別の場所で亡くなった成人男性の遺体から同じ物質が採取され、事件の様 相は一変する。憂愁と恐怖、挫折と殺意がこの世界を覆いつくし、さらにスカーペッタの姪、ルーシーにも何者かの影が迫る。死の連鎖をくい止めろ! (背表紙より)

かつて検屍局長を務めたバージニア,リッチモンドの検屍局から,死因不明の少女の遺体を調べるよう依頼されるスカーペッタ.この少女の死因を突き止めるメインストーリーに加えて,死因究明に関連する人とのちょっとしたエピソードがサブストーリーとして散りばめられている.
割と早い段階で犯人の目星がついてしまうという点が,初期の検屍官シリーズと違った所かな?もちろん犯行の動機が分かるのは最後の方だけど,全体的にイマイチ感が漂うような…
惰性で読んでいるシリーズというのが本音.

0

黒蝿 上・下

黒蝿 上・下
パトリシア・コーンウェル
講談社

バージニアの検屍局長を辞任したスカーペッタが講義をするシーンから始まったような気がする(一気に読んだからうろ覚え).ルガルからスカーペッタに手紙が届く.死刑執行をスカーペッタの手で行って欲しいという手紙.そしてルイジアナで起こっている連続誘拐殺人事件.

まず驚いたのが,話の進め方の変化.今まではスカーペッタ視点で書いてあった物語が,場面場面で視点が変わる.同時進行で話が進んで行くので,最後の最後でようやくネタバレという感じではなくなったのはプラス.ただ,スカーペッタが46歳に若返ったり,不可抗力ではない殺人が行われたり,ちょっと微妙なところも.あーそうなのねという展開は,まぁ良いんだけど,徐々に面白さが減っている気もする.
ただ,下巻の最後の方の話の展開は好き.

0

審問 上・下

審問 上・下
パトリシア・コーンウェル
講談社

前回の警告で殺害されたブレイ副署長の殺害容疑がスカーペッタにかけられる.前半はベントンの死と向き合いながらスカーペッタの内面を掘り下げて行く.後半になってようやく話が進みだすが,途中まではひたすらつまらなかった.ちょっと惰性で読んでいる感が否めなくなってしまう.

0

警告

警告
パトリシア・コーンウェル
講談社

ベントンからスカーペッタにあてた遺書から始まる今作.
港のコンテナの中で見つかった腐乱死体.いつもとは違う事件現場.今回捜査を担当しているアンダーソン刑事はマリーノではなく,どうも使えなさそうな雰囲気.現場検証の途中で現れた新副署長ブレイはどうも嫌なやつ.現場には”良い旅を,狼男”とフランス語で書かれた箱.インターポールも絡んできて話の展開が読めなくなっていく.狼男とは一体?

今回に限らず,スカーペッタが犯人と対峙するシーンに割く文量が少ない.それに犯人が犯行を行った理由が明らかにされていないのはちょっといただけないかな.

0

実は

ベントン・ウェズリーとキャリー・グレセンが本当に死んだのかどうかが分からない.

ゴールトはスカーペッタの目の前で死ぬシーンがきっちり書かれているが,上記の2名に関してはそうではない.
ベントンは焼け焦げた死体のみが見つかっていて,顔の皮を剥いだもののシーンでも明確にベントンの顔だと書かれていない.
キャリーについても,ヘリコプターの中にキャリーがいて,墜落した後に確実に死んだかどうかは書かれていなかったと思う.

この二人が後で出てくるって事はあるのかな?

0

業火

業火
パトリシア・コーンウェル
講談社

ゴールトの共犯キャリーからスカーペッタ宛に送られた手紙から始まる(キャリーが捕まっていた事をここで初めて認識した・・・).
農場で火災があり,遺体が発見された.自殺なのか事故なのか,それとも他殺なのか.
検屍を進めるなか,キャリーがカービーから脱走した知らせをうけるスカーペッタ.さらに同じような火事が発生する.連続放火事件の疑いが出るが,これらの事件にキャリーが関係しているのか?
捜査を続ける内に明らかになる事件の全貌.

毎度同じ,最後の方で一気に加速する話の流れ.しかし,今回は驚くような展開だった.