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チンギス紀 二 鳴動

チンギス紀 二 鳴動
北方謙三
集英社

しつこくテムジンの命を狙うタイチウト氏のトドエン・ギルテとタルグダイ.うまく逃れ続けたテムジンだが,弟を殺された後の復讐戦でコテンパンに負けてしまう.しかし,テムジンの行動に感じた民がテムジンの基に集まり,復讐戦の前より多い兵を抱えることになる.

テムジンは単にモンゴル族を統一する,戦争をするだけではない.鉄の採掘や馬匹,鉄鋼所の作成など長期的な戦略を考えている.この方向性を可能としたのがキャト氏に古くから使えてきたチャラカ・モンリク親子.

ジャムカはメルキト族に殲滅されかけたものの,復讐戦前のテムジン軍にたまたま救われる.

内容: 父祖の地に戻ったテムジンは、命を狙うタイチウト氏と対峙する―。同じモンゴル族のタイチウト氏がテムジンを狙っていた。それを知りつつ父祖の地に戻ったテムジンは旗を掲げ、旅先で出会ったボオルチュ、槍の達人ジェルメ、弟のカサルらを連れて草原を疾駆する。父の死で弱体化したキャト氏の威を示し、モンゴル族をひとつにするために。一方、モンゴル族ジャンダラン氏の長の息子ジャムカも、その名声を高めつつあった。怒涛の展開が続く第二巻。 (Amazonより)

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チンギス紀 一 火眼

チンギス紀 一 火眼
北方謙三
集英社

待望の北方作品の主人公はチンギス・カン!!一気読みする体力がないのでチョコチョコ読み進めたけど,やっぱり面白い

  • テムジンの父イェスゲイはバラバラに生活しているモンゴルの部族を統一しようと活動していた
  • テムジンが許嫁の家で生活をしているタイミングでイェスゲイは殺される
  • タイチウト氏のタルグダイとトドエン・ギルテの2名がタイチウト氏の長になりたい
  • タルグダイはテムジンの母ホエルンが好きで,イェスゲイの死後に結婚を申し込むも断られる
  • 世間はタルグダイが政略結婚を申し込んだものとみなす
  • タイチウト氏(たしかトドエン・ギルテの方)がテムジンの弟を唆す
  • テムジンの弟はタイチウト氏の話に載ろうとするが,テムジンが裏切りに気付き殺害
  • テムジンは砂漠を抜け金国に逃れる
  • テムジン,砂漠の途中でポオルチュと出会う
  • ジャンダラン氏の長の息子ジャムカは,氏族から羊を奪ったメルキト族の集団を殲滅
  • メルキト族の長の一人トクトアがジャンダラン氏の長にプレッシャーをかけ,ジャムカはしばらく飲まず食わずで幽閉
  • 生死の間を彷徨うも生き延びるジャムカ
  • 金国の妓楼で下働きをしたテムジンとポオルチュ
  • 二人を雇ったショウゲンキはテムジンに史記本紀を朗読させる
  • テムジン朗読により歴史を学ぶ
  • テムジンモンゴルに復帰

内容: 父を討たれたテムジン(のちのチンギス・カン)は、独り南を目指す―。テムジンの父シェスゲイは、モンゴル族キャト氏の長であり、モンゴルをひとつにまとめるはずだったが、不意を突かれタタル族に殺害されてしまう。そのときテムジンはわずか10歳だった。モンゴルの主導権をめぐって同族のタイチウト氏が台頭し、弱体化したキャト氏に敵対するようになる。ある事情から異母弟を討ったテムジンは独り、タイチウト氏を避けていったん南の地へ向かうのだが―。 (Amazonより)

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岳飛伝 十七 星斗の章

岳飛伝 十七 星斗の章
北方謙三
集英社

岳飛伝の最終巻.

話をまとめると4つの戦いが行われている.海上では梁山泊水軍+南方水軍 vs. 南宋水軍,南宋では岳飛+秦容 vs. 南宋軍(呈雲),南方では小梁山+岳都軍 vs. 南宋軍(許礼),金国では梁山泊軍(呼延梁) vs. 金軍(沙歇).

  1. 梁山泊水軍+南方水軍 vs. 南宋水軍
    1. 張朔率いる30艘を壊滅させようと追う南宋水軍100艘.梁山泊水軍は清針による夜中でも航海できる点と水中の地理を知り尽くした島近辺の浅瀬を利用した奇襲作戦を敢行し,南宋水軍30艘を破壊.
    2. 南宋水軍は南方の岳都,秦都を許礼軍と同時に攻撃するためにビコン川を遡上.阮レイは南宋水軍の囮に騙されみすみす南宋水軍本体をビコン川へ通してしまう.南宋水軍を必死で追う梁山泊水軍.南方軍の必死の反撃によって攻めあぐねていた南宋水軍を背後から急襲することに成功した梁山泊水軍は南宋水軍を壊滅.南宋水軍の頭領が自害し,生き残った南宋水軍兵は捕虜になる.
  2. 岳飛+秦容 vs. 南宋軍(呈雲):
    1. 南宋軍にとっては巴蜀から来た義勇軍が厄介.秦容軍がそこそこ暴れて南宋軍にダメージを与えた所で秦容軍は離脱.北に向かい梁山泊軍に合流.
    2. 岳飛は呈雲との一騎打ちに勝利し,南宋軍壊滅.
    3. 岳飛は最低限の麾下を引き連れ臨安府に直行.秦檜と今後の南宋軍について話をつける.
    4. 岳飛は盡忠報国の旗と漢の旗を掲げながら北上.打倒金に賛同する民を義勇軍として吸収しながらの進軍.最終的に30万もの義勇軍を従え梁山泊軍 vs. 金軍の戦地に到着.
  3. 小梁山+岳都軍 vs. 南宋軍(許礼)
    1. 劉剛(細かいことばかりを気にしてパニる人)は静かなる森?の管理を任される.本人は一度拗ねるが,静かなる森を軽視するなとたしなめられた後に自覚する.
    2. 崔如(岳飛の奥さん)が死ぬ.
    3. 鳩の通信による南宋軍の状況報告に右往左往していた石英だが,軍議が始まった途端に冷静になる.どうやら軍議に私情は持ち込まないためらしい.
    4. 長駆隊の衛俊は南方にメッセージを届け,以降南方軍の各拠点の隊長間を行き来しながら隊長の話し相手になる.
    5. 南方軍は砦城に外部とつながる穴を掘っておく.砦城に許礼を誘い込み,中から殲滅するため.
    6. 南宋水軍との両面作戦を阻止された許礼は砦城に逃げ込み防備を固める.10年分の食料が備蓄された砦城に閉じこもったものの,高山兵と上述した穴から侵入した軍によって敗北.
  4. 梁山泊軍(呼延梁) vs. 金軍(沙歇)
    1. ただただお互いの兵士を殺しあう戦争を続ける梁山泊軍と金軍.
    2. 沙歇は金軍の中に巧妙に隠れ,兵力で圧倒しようとする作戦.
    3. 沙歇は金国男子10万人を臨時消臭し,総力戦へ.
    4. 金軍は100人の集団が死ぬまで特攻をし続ける方臘軍の度人のような攻撃を繰り返す.たった100人でも,死ぬまで攻撃をやめない部隊の攻撃に,梁山泊軍は苦戦.
    5. 岳飛が南宋軍に勝利し北上するという知らせが届く.
    6. 岳飛が到着する前に,呼延梁と秦容は沙歇の作戦を逆手に取り金国に打撃を与える.
    7. 戦地に着いた岳飛は金軍兵2,3万を殲滅.殲滅作戦の狙いは義勇軍参加者の心を満たし,金軍に圧力をかけるため.
    8. 30万の義勇軍を率いた岳飛の参戦により一気に加速する戦局の変化.
    9. 岳飛と沙歇の一騎打ちは痛み分けで終わる.この時に義手が外れていた岳飛は,大量に打たれた矢を払おうと普段通りに右腕を使おうとするも,腹に矢をくらってしまう.
    10. 呼延梁,秦容,岳飛の騎馬隊による攻撃に少しずつ形勢が傾き,最後は呼延梁が沙歇を討つ.

岳飛は腹に受けた矢傷が原因で岳都の自室に戻り骨郎と話をした直後に静かに死ぬ.

史進は実は死んでいなかった.ギリギリの所で命を留めるも,右手は肩より上に上がらない,左手は肘の先しか動かせない,左足も不自由になる.重傷から意識を取り戻し数日後,遊撃隊の解散,梁山泊軍本体に合流するよう指示.その後,乱雲と共に度に出る.最後に着いた先は子午山.物語の終わりには気にぶら下がり子午山の子どもたちと立会ができる程度に回復している.

ヘイセイセイが平清盛のことだとは思わなかった.

内容: いよいよ岳飛は金国との一大決戦へ。『岳飛伝』完結。(「BOOK」データベースより)

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岳飛伝 16 戎旌の章

岳飛伝 16 戎旌の章
北方 謙三
集英社

  • 項充とテキセイの二人が洞庭湖?奪還を目論む南宋水軍の海しゅう船を燃やして死亡
  • 岳飛は程雲と同じような作戦を取り埋伏.程雲を殺せないまでも深手を負わせる
  • 海りょう王は故と児の暗殺を企てる.すんでの所で北方の国(名前忘れた)の友人の軍が助けてくれ助かる.今いる場所を離れるとか言ってる
  • 梁山泊軍と金軍の激突
    • 海りょう王がいけてないんだけど,ウジュに説得され頑張る
    • 海りょう王直属の部下3人と海りょう王がウジュを無視して突撃
    • ウジュは海りょう王と部下3人を貼り付け
    • 史進がウジュを殺し自分も死ぬ
  • 秦容は負け知らず.北の街を落として臨安府を攻めると見せて南宋軍と激突.
  • 岳飛も臨安府を攻めると見せてようやく程雲と激突.あらかじめ埋伏していた息子の舞台を使って追い込む.

 

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岳飛伝 十五 照影の章

岳飛伝 十五 照影の章
北方 謙三
集英社

岳飛軍は南宋の街を転々と落とし,北方回復を図らない南宋王朝に対して不平不満を持つ民衆を味方につけようとする.一方,秦容軍は一箇所に固まる.

南宋軍大将の程雲は岳飛一人の首を取るために自軍全体を工夫として埋伏させる.秦容はギリギリの所で程雲の埋伏兵の放つ気を感じ取り逃げられたものの,岳飛は程雲軍に囲まれ瀕死の重傷を負い,部下に運ばれ何とか逃げ切る.程雲は岳飛の首を取れなかったことを敗北と表現するも,秦檜は不問に付す.

南宋水軍は南の土地を襲う計画を建て,小梁山に密偵を潜り込ませる.小梁山でボーっとしているように見える人がドンドン密偵を見つける.密偵の多さから崔如(岳飛の妻),于姜(梁興の妻)らは南宋軍が小梁山の攻撃を企てていることを看破.

韓順と蕭炫材の息子は旅の最後にたまたま蕭炫材に遭遇.帰還の期日に数日遅れても問題無いと思っていた二人は蕭炫材から「約束を違えるな」と厳命され,死に物狂いで帰還.韓順の帰国後すぐに顧大嫂が死ぬ.

西遼の宰相が自らの死期が迫っている事を悟り,韓順に宰相の地位につくことを頼む.

梁山泊軍と金軍の衝突はまだ.

内容紹介: 南宋の城郭を攻める岳飛に対し、程雲は忍耐強く準備を整え、見えない兵一万を潜伏させた。三十もの城郭を確保した岳飛だが、完全に包囲されてしまう。ついに程雲は岳飛を死地に追い込むのだが・・・・・・。(引用)

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岳飛伝 十三 蒼波の章

岳飛伝 十三 蒼波の章
北方 謙三
集英社

李俊の次なる目標は,かつて南宋水軍に攻められた時に放棄した沙門島の奪回.沙門島の放棄を若い者の失敗だと思っている李俊.だが,その思いは決して後ろ向きなものではない.新しい時代を担う若者はしばしば失敗する.李俊は自分のような老人がやるべきことは若者が失敗した時にその尻を拭うことだと考えている.かつて沙門島を隅から隅まで知っていた李俊は沙門島にいる南宋水軍の軍船をおびき出す.海上戦で勝ったあと,南宋水軍をそのまま沙門島に追い込む.数か月分の兵糧が保管されているであろう沙門島の攻略は難航するかと思ったが,地元の漁師として生活していた源太が釣果を沙門島に収める時に兵糧に火を放つと提案.みごと要塞に火を放った源太.そして,李俊を含めた決死隊が切り込み沙門島に籠っていた南宋水軍は梁山泊水軍に降伏する.李俊はその後日本に行き瓊英に会う決意をする.しかし,李俊が日本に到着するほんの数日前に瓊英は亡くなっていた.

金国が子午山から税を徴収しようとしている.梁山泊聚義庁は史進率いる遊撃隊の派遣を決める.史進は子午山に趣き,王進とその母の墓を詣でた後,子午山に残る者たちへ「いつものように暮らしてくれ,何も変えず怯える必要などはない」と言い金軍に向かう.徹底的に金軍を潰走させる遊撃隊.最後は兀朮が兵を出し遊撃隊と対峙することで,子午山に今後手を出さないと確認しあう.

南では岳飛軍,小梁山軍が北上を目指す.

金軍と南宋軍がぶつかる.兀朮の配下である沙歇と阿剌のおかげでお互いの痛みわけで終わる.

内容紹介: 金の新帝は、南宋との対決姿勢を強める。岳飛は南宋軍の侵攻を退け、旧岳家軍、秦容軍と連携しての北上を模索する。梁山泊は南宋水軍に奪われた交易拠点を取り戻そうと、決死の作戦を練っていた。 (引用)