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悪徳の輪舞曲

悪徳の輪舞曲
中山 七里
講談社

悪辣弁護士御子柴礼司シリーズ待望の第4作!!

今回の依頼人は礼司の実の妹である梓.そして弁護対象は礼司の母親である郁美.郁美の再婚相手が自殺した事件について,郁美が自殺を偽装した殺人を侵したという疑惑で逮捕された.死体配達人の実の母ということで弁護依頼が尽く断られた挙げ句,礼司の事務所に弁護依頼に訪れた梓…という流れで始まる物語.

礼司が弁護対象である郁美の人となりを知るため辿る母妹の足跡.物語の途中で礼司の父親の自殺も郁美による偽装殺人なのでは?と検察から指摘され衝撃を受ける礼司.

実は再婚相手が礼司の母親である郁美に対して代替的な復習をするために郁美が偽装殺人を侵したように見せかけた自殺だった.礼司が鮮やかに弁護して一件落着と思いきや,29年前の礼司の父親の自殺は郁美による偽装殺人(父親も納得しての)だったことを郁美が自白する.

内容: 14歳で殺人を犯した悪辣弁護士・御子柴礼司を妹・梓が30年ぶりに訪れ、母・郁美の弁護を依頼する。郁美は、再婚した夫を自殺に見せかけて殺害した容疑で逮捕されたという。接見した御子柴に対し、郁美は容疑を否認。名を変え、過去を捨てた御子柴は、肉親とどう向き合うのか、そして母も殺人者なのか?  (Amazonより)

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護られなかった者たちへ

護られなかった者たちへ
中山七里
NHK出版

生活保護の闇が引き起こした連続殺人事件.最後の最後まで真犯人の正体を読めなかった.

誰からも善人と評される男が拘束されたまま餓死した状態で発見された.動機が一切不明の殺人事件だが,同様の殺され方をした男との共通点から犯人に迫る警察.

後半に出てくる回顧シーンが強烈で,読んでて辛くなった.自分が知らないだけで現実として存在するものだと考えると,恐ろしいが目を背けてはいけない現実ってあるんだよなぁ.

内容: 仙台市の福祉保健事務所課長・三雲忠勝が、手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で発見された。三雲は公私ともに人格者として知られ怨恨が理由とは考えにくい。一方、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。三雲の死体発見から遡ること数日、一人の模範囚が出所していた。男は過去に起きたある出来事の関係者を追っている。男の目的は何か?なぜ、三雲はこんな無残な殺され方をしたのか?罪と罰、正義が交錯した先に導き出されるのは、切なすぎる真実―。 (Amazonより)

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逃亡刑事

逃亡刑事
中山七里
PHP研究所

麻薬取締班の刑事である生田が殺害された現場を目撃した少年猛.殺害犯は生田の上司.県警本部長から命じられていた押収麻薬の横流しが生田にバレたため,県警を守るために生田を殺害.

捜査を担当するのは「千葉県警のアマゾネス」の二つ名を持つ捜査一課の警部 冴子.ひょうんなことから麻薬取締班の課長?が生田殺害犯であることを猛に教わった冴子.冴子は県警本部長に相談するものの,上述のように不正の根源である県警本部長は生田殺害犯に冴子をスケープゴートにするよう指示.

麻薬取締班の冴子に対する聴取が始まり,冴子はこのままでは自分がスケープゴートに仕立て上げられることを危惧する.冴子は聴取後の一時帰宅の隙をついて逃亡.保護施設から猛を奪還し,宏龍会の山崎を脅して大阪のA地区に潜伏.

猛と冴子はA地区の佐古ジイやセンセイと接し,和やかな雰囲気.一方で,千葉県警は冴子を誘拐犯として緊急指名手配.

ちょっとした騒動から冴子と猛がA地区に潜伏していることが発覚.千葉県警から要請された西成署が千葉県警と共にA地区をローラー作戦を展開.冴子は何とか逃げようとするものの,結局捕まってしまう.

西成署で冴子の事情聴取が行われているさいちゅうに宏龍会の支援を受けたA地区住民が西成署を襲撃.どさくさにまぎれて冴子は猛と逃亡.千葉に戻る道中,東京駅で麻薬取締班に猛を奪取されてしまう.最初の事件現場に来るよう命令された冴子.急いで山崎に連絡を取り,タイミングよくフォローするよう依頼.

最初の事件現場にて,冴子を殺そうとする悪徳警察官達.すんでの所で山崎とその部下たちが現場に踏み込み,一連の話をネット中継していることを教え,通報を聞いた千葉県警捜査一課が現場に到着.

最後に冴子が黒幕である県警本部長に啖呵を切って終幕.

内容: 殺人事件の濡れ衣を着せられた警部・高頭冴子。自分の無実を証明できる目撃者の少年を連れて逃げ続ける彼女に、逆転の目はあるのか!?どんでん返しの帝王が贈る、息をもつかせぬノンストップ・ミステリー。 (Amazonより)

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ワルツヲオドロウ

ワルツヲオドロウ
中山七里
幻冬舎

不況を原因としたリストラと父の死をきっかけに地元である東京都内のとんでもない田舎に戻った了衛.田舎は限界集落に分類される超絶田舎で,7世帯9人の最も若い人で60歳を越えているような村.

何とか村に溶け込もうとする了衛が空回り,徐々にダークサイドに陥っていく.最終的には津山の事件みたいな感じの村民殺戮事件へと発展.何となく途中で真犯人が脳裏をよぎるんだけど,ボーっと読んでいたせいか動機に気付けなかった(と言い訳しておく).

内容: 20年ぶりに帰郷した了衛を迎えたのは、閉鎖的な村人たちの好奇の目だった。愛するワルツの名曲“美しく青きドナウ”を通じ、荒廃した村を立て直そうとするが、了衛の身辺で、不審な出来事が起こりはじめ…。 (Amazonより)

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ヒポクラテスの誓い

ヒポクラテスの誓い
中山七里
祥伝社文庫

別作品で活躍している渡瀬が全幅の信頼を寄せる法医学教室教授光崎.彼の研究室に試用期間として入った研修医が主人公.

短編集だと思ったら,最後の最後で全ての話が一つにつながるという作品.メッチャ面白かった.

内容: 浦和医大・法医学教室に「試用期間」として入った研修医の栂野真琴。彼女を出迎えたのは偏屈者の法医学の権威、光崎藤次郎教授と死体好きの外国人准教授・キャシーだった。凍死や事故死など、一見、事件性のない遺体を強引に解剖する光崎。「既往症のある遺体が出たら教えろ」と実は刑事に指示していたがその真意とは?死者の声なき声を聞く、迫真の法医学ミステリー! (Amazonより)

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静おばあちゃんにおまかせ

静おばあちゃんにおまかせ
中山七里
文春文庫

同著者別シリーズで活躍している渡瀬が若い頃に犯した冤罪事件.
その時高裁で判決を下したのが静おばあちゃん.実は静おばあちゃんは既に死んでいて,幽霊となって家に残ってる.

本作主人公の葛城がある捜査で知り合った高円寺円は静おばあちゃんの孫.葛城が円に事件を相談,円が静に事件を相談という流れで数々の事件を解決していく.

実は,円の両親は交通事故で数年前に亡くなっていて,その時に身代わり出頭した犯人と真犯人が最終話で明らかになって静おばあちゃん成仏.

内容: 一見頼りなげながら、つぎつぎと難事件を解決する捜査一課の若手刑事、葛城公彦。でも、彼のお手柄の裏にはある秘密の存在が…。 (Amazonより)

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ヒートアップ

ヒートアップ
中山七里
幻冬舎

魔女は甦るの続編.
主人公は麻薬の効果が効きにくい体質を利用したおとり捜査を許可された麻薬取締官.
前作で死んだと思われていた人が何故か生きていたり,米軍が参戦したり,非現実的な感じ.ますますバイオハザードだよね.

内容: 七尾究一郎は、おとり捜査も許されている厚生労働省所属の優秀な麻薬取締官。製薬会社が兵士用に開発した特殊薬物“ヒート”が闇市場に流出し、それが原因で起こった抗争の捜査を進めていた。だがある日、殺人事件に使われた鉄パイプから、七尾の指紋が検出される…。誰が七尾を嵌めたのか!?誰も犯人を見抜けない、興奮必至の麻取ミステリ! (Amazonより)