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邪心 警視庁犯罪被害者支援課2

邪心 警視庁犯罪被害者支援課2
堂場 瞬一
講談社文庫

キャリアの上昇志向が強い女性綾子は会社を退社し,大学院に入学.学生時代から付き合っていた同郷の彼氏石井と別れての大学院入学だった.

綾子は(パトロンとして?)秋山という大会社社長の息子と付き合う.秋山にとって初めての彼女である綾子.秋山は綾子を自分に忠実な女中のような女性にするため,公の場でも平気で罵倒するといった接し方をする.綾子は金のためと割り切り付き合い続ける.

そんな状況に業を煮やした石井はリベンジポルノを流出させる.リベンジポルノといっても,事後の写真.リベンジポルノの案件として扱えるか微妙な写真だった.

綾子は大学院修了後に就職が内定している企業に発覚することを恐れ支援センターに相談.村野と元恋人の愛が対応.

綾子は同時に秋山にもリベンジポルノの件を相談.秋山が激昂して石井を殺してくれると期待しての相談.実に腹ぐらい女.

秋山は石井に催眠薬を飲ませてから高層ビルから落とし自殺に見せかけようとする.さらに,暴漢を演じて綾子を襲う.綾子と一緒にいた愛も襲われて軽い怪我を負う.綾子は意識不明の重体で病院に入院.

その後,失踪した秋山をあぶりだすために,綾子が意識を取り戻したとtwitterに偽情報を流すと,案の定秋山は綾子を襲いにあらわれる.紆余曲折を経て逮捕.

最後に綾子が目を覚まし,上記の内容を暴露.後味が悪いような終わりを迎える.

内容: リベンジポルノの相談が大学院生の綾子から村野ら支援課に持ち込まれた。猥褻ぎりぎりの画像に、対処に迷った村野たちだったが、被害者支援のボランティアをする愛と綾子が暴漢に襲われ事件は加速していく。「被害者支援」という前人未踏の新テーマに斬り込んだ、著者会心、絶好調の警察小説!(引用)

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壊れる心 警視庁犯罪被害者支援課

壊れる心 警視庁犯罪被害者支援課
堂場 瞬一
講談社文庫

犯罪被害者を事件から守る,犯罪被害者の日常生活への復帰を支援する部局である犯罪被害者支援課.同僚からも存在を軽視される.

暴走した車が小学校近くの歩道に突っ込み5人の死者が出た.犯人は逃走.実は被害者の内の一人に対して借金をしていた犯人が確信的に車で撥ね殺した.

被害者家族の一人が精神不安定な状態に陥り,他の被害者家族と結託して,立てこもり事件を起こす.要求は犯人の釈放.最終的に犯人を爆殺しようとしたが失敗.その後,特殊班の突入により立てこもっていた人は確保.

轢き殺しの犯人は留置場内で自殺.

内容: 私は今、刑事ではない。被害者の心に寄り添い、傷が癒えるのを助ける。正解も終わりもない仕事。だが、私だからこそしなければならない仕事―。月曜日の朝、通学児童の列に暴走車が突っこんだ。死傷者多数、残された家族たち。犯人確保もつかのま、事件は思いもかけない様相を見せ始める。(引用)