石の繭 警視庁殺人分析犯

石の繭 警視庁殺人分析犯
麻見 和史
講談社文庫

けっこー面白かった.よくよく考えれば犯人も動機も色々と先読めたはず.反省.一見事件と関係なさそうな情報が実は事件に関係する.シリーズものを買ったので,次回作品からは気合入れて推理しながら読む.

内容: モルタルで石像のごとく固められた変死体が発見された。翌朝、愛宕署特捜本部に入った犯人からの電話。なぜか交渉相手に選ばれたのは、新人刑事の如月塔子だった。自らヒントを提示しながら頭脳戦を仕掛ける知能犯。そして警察を愚弄するかのように第二の事件が―緻密な推理と捜査の迫力が光る傑作警察小説。 (引用)

犯人は17年前に起きた身代金誘拐事件の被害者八木沼雅人.誘拐犯2名を殺害し,母親が殺害されるきっかけとなる失敗を犯した主人公の如月塔子の父親に対する復讐をするため,塔子の母親と塔子を監禁・殺害しようとするが,すんでのところで助かるという話.

事件の発端は17年ぐらい前に起きた母子誘拐事件.花屋か何かの店を経営している八木沼孝明は店の経営難を解決するため知人2名に妻と息子の誘拐を依頼.幾つかの要素が絡み合い,現金受け渡しに失敗.その原因となったのが,如月塔子の父親である功.

誘拐実行犯2名は身代金受け取りに失敗した腹いせ?に妻和佳子を殺害.死体をセメントだかコンクリだかで固めて貯水槽か何かの底に沈める.息子の雅人は地下か何かに放置され,足を骨折した状態で2,3日後に救出される.

雅人は誘拐犯と母親が死ぬきっかけを作った刑事である如月功への復讐を企てる.犯行を計画通り進めるために,第1の殺害事件の通報を自ら行い,それ以降,塔子の母親を監禁するため捜査本部へほぼ毎朝電話をかけ塔子を通して色々と要求をする.

第1の事件は誘拐犯の一人(確か井沢).モルタル(セメントみたいなもの)で首から下を固められた状態で毒殺.母親の遺棄現場を白状させるために拷問みたいなことをした結果心臓麻痺になったため,雅人は近所のスーパーからAEDを盗んできて心肺蘇生.体に残った心肺蘇生の後を分からなくするためにモルタルで全身を固めた後に上半身のモルタルを剥がす作業を行う.

第2の事件はもう一人の実行犯(名前忘れた).よく覚えてない.どっかの廃屋で顔をモルタルに突っ込んだ状態で発見される.

雅人は実は誘拐犯はもう一人いると嘘の情報を警察に教え,母親の遺棄現場である廃工場に捜査班を集結させる.12時までに廃工場に着くように捜査班に要求し,12時過ぎに廃工場を爆発することで,田路誘拐事件を解決できなかった警察への復讐を行う.

実は,第1の殺人事件の捜査が始まり捜査本部が立ち上がった段階で,雅人は塔子の家に侵入し母を監禁していた.一度捜査本部が立ち上がると,刑事は泊まり切りで家に帰れなくなることを利用した犯行.廃工場の爆発による負傷を理由に塔子が家に帰るところを雅人に襲われる.

母親と一緒に縛られた状態から何とか抜け出し,最終的に雅人は逮捕される.

 

 

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