岳飛伝 十三 蒼波の章

岳飛伝 十三 蒼波の章
北方 謙三
集英社

李俊の次なる目標は,かつて南宋水軍に攻められた時に放棄した沙門島の奪回.沙門島の放棄を若い者の失敗だと思っている李俊.だが,その思いは決して後ろ向きなものではない.新しい時代を担う若者はしばしば失敗する.李俊は自分のような老人がやるべきことは若者が失敗した時にその尻を拭うことだと考えている.かつて沙門島を隅から隅まで知っていた李俊は沙門島にいる南宋水軍の軍船をおびき出す.海上戦で勝ったあと,南宋水軍をそのまま沙門島に追い込む.数か月分の兵糧が保管されているであろう沙門島の攻略は難航するかと思ったが,地元の漁師として生活していた源太が釣果を沙門島に収める時に兵糧に火を放つと提案.みごと要塞に火を放った源太.そして,李俊を含めた決死隊が切り込み沙門島に籠っていた南宋水軍は梁山泊水軍に降伏する.李俊はその後日本に行き瓊英に会う決意をする.しかし,李俊が日本に到着するほんの数日前に瓊英は亡くなっていた.

金国が子午山から税を徴収しようとしている.梁山泊聚義庁は史進率いる遊撃隊の派遣を決める.史進は子午山に趣き,王進とその母の墓を詣でた後,子午山に残る者たちへ「いつものように暮らしてくれ,何も変えず怯える必要などはない」と言い金軍に向かう.徹底的に金軍を潰走させる遊撃隊.最後は兀朮が兵を出し遊撃隊と対峙することで,子午山に今後手を出さないと確認しあう.

南では岳飛軍,小梁山軍が北上を目指す.

金軍と南宋軍がぶつかる.兀朮の配下である沙歇と阿剌のおかげでお互いの痛みわけで終わる.

内容紹介: 金の新帝は、南宋との対決姿勢を強める。岳飛は南宋軍の侵攻を退け、旧岳家軍、秦容軍と連携しての北上を模索する。梁山泊は南宋水軍に奪われた交易拠点を取り戻そうと、決死の作戦を練っていた。 (引用)

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