リバース

リバース
湊かなえ
講談社

ただただ目立たず鬱屈とした人生を過ごしてきた深瀬和久.ある日深瀬の彼女である美穂子の職場に「深瀬和彦は人殺しだ」という内容の手紙が届く.深瀬は大学4年生の頃に所属していたゼミ仲間と夏休みに行った旅行中に起きた事件について菜穂子に語る.

もともと5人で村井の別荘への旅行を計画していたものの,村井本人が前日の事故により参加できるか分からなくなってしまった.仕方がなく村井抜きで別荘に向かう4人.運転は免許を持っている浅見と免許取り立ての広沢の2名.別荘につくと同時に天候が悪化.4人はあらかじめ村井が用意してくれていた焼肉を楽しむ.もともと酒が飲めない深瀬と酒を飲むとすぐに眠くなってしまう広沢は飲まないと宣言するも,それに対して不満を示す谷原.空気を悪くしないために仕方なく飲む広沢.食事も終わった頃,村井が最寄り駅まで到着したから車で迎えに来て欲しいと電話をかけてくる.しばらく話し合いをした後,広沢が運転して迎えに行くと言い出す.1時間経っても広沢が迎えに来ないと村井からの電話を受け,広沢の安否を確かめに自転車で駅に向かった谷原と浅見は車が崖から落ちた痕跡と崖下で炎上している何か.駅からタクシーで現場にかけつける村井,そして別荘で待機していた深瀬も走って現場に駆けつける.免許を取って間もなく,少量のアルコールでも眠くなってしまう広沢に半ば飲酒運転を強要したという事実は4人の中で封印しようと決めた.

過去の事件を全て告白した深瀬の元を去った美穂子.深瀬は自分以外の3人にも同様の手紙が届いている事を知る.4人で集まった夜,深瀬は自分が広沢について調べると宣言.広沢の過去を辿り広沢という人間をもっと知ろうとする.

全てのピースが揃ったと思った深瀬は再び美穂子に会い自分が達した結論を語る.

最後の2ページで全ての謎が解けるわけだが,最後の一行が絶望に叩き落とす.

内容紹介: 深瀬和久は、事務機会社に勤めるしがないサラリーマン。今までの人生でも、取り立てて目立つこともなく、平凡を絵に描いたような男だ。趣味と呼べるようなことはそう多くはなく、敢えていうのであればコーヒーを飲むこと。そんな深瀬が、今、唯一落ち着ける場所がある。それは〈クローバー・コーヒー〉というコーヒー豆専門店だ。豆を売っている横で、実際にコーヒーを飲むことも出来る。深瀬は毎日のようにここに来ている。ある日、深瀬がいつも座る席に、見知らぬ女性が座っていた。彼女は、近所のパン屋で働く越智美穂子という女性だった。その後もしばしばここで会い、やがて二人は付き合うことになる。そろそろ関係を深めようと思っていた矢先、二人の関係に大きな亀裂が入ってしまう。美穂子に『深瀬和久は人殺しだ』という告発文が入った手紙が送りつけられたのだ。だれが、なんのために――。
深瀬はついに、自分の心に閉じ込めていた、ある出来事を美穂子に話し始める。全てを聞いた美穂子は、深瀬のもとを去ってしまう。そして同様の告発文が、ある出来事を共有していた大学時代のゼミ仲間にも送りつけられていたことが発覚する。”あの件”を誰かが蒸し返そうとしているのか。真相を探るべく、深瀬は動き出す。 (引用)

Advertisements

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s