プロファイラー 深層心理の闇を追って

プロファイラー 深層心理の闇を追って
講談社
パット・ブラウン

専業主婦からプロファイラーになった著者の回顧録?みたいなもの.
著者が実際にプロファイラーとしてかかわった事件を例に挙げ,プロファイリングするに至った経緯から事件の内容とそこから導き出されるプロファイリング,そして警察・検事・被害者がどのようにプロファイリングの結果を扱ったか述べている.
著者が警察に提供したプロファイリング結果が正当に扱われなかったために事件の最終的な解決まで至らなかったケースについて言及している.著者自身も述べている(たしか,述べていたと思う...)が,プロファイリング自体が事件を解決することはなく,プロファイリングを基に事件を解決するのはあくまでも警察・保安官である.警察・保安官にプロファイリングとは何か,どのように扱えばいいのかを理解してもらい,その上で十分な投資(これ大事)をすることで,一つ一つの事件に対して警察・保安官が事件解決に必要な時間・資金・捜査方法を投入できるようにする必要があるという事を伝えようとしている.

プロファイリング系の本では珍しく(少なくとも僕にとっては),プロファイリングが事件解決に結びつかないケースを知れるという意味では貴重な一冊.ただ,性犯罪者,シリアルキラーのドロドロした話を期待しているならこの本は読むべきではない.

内容紹介:
私はただのおせっかい焼き? それとも思い込みの激しい好奇心旺盛なオバサンなの?
家事に子育てに専業主婦生活を満喫していたパット・ブ ラウンの人生は、ある事件によって一変した。殺されたのは若い女性だった。犯罪とはまったく無縁の町で起きた殺人事件に驚き、おびえるパットには、気にな ることがあった。それは、自宅の下宿人ウォルトの不可解な行動だった……。
はじめはただの不可解な行動でしかなかったウォルトの言動を調 べるにつれ、やがて状況証拠はウォルトが殺人犯であることを示すようになる。夫にも警察にも取り合ってもらえず、殺人犯は野放しのまま、被害者は忘れ去ら れていく。パットは、無力感にさいなまれながらなすすべもなかった。
しかし、このことがきっかけで、独学でプロファイリングの技法を学ん でいくことになる。片っ端から、犯罪学、被害者学、刑事法などを勉強し、犯罪被害者のための無料相談を始め、テレビなどにも出演。それがきっかけで、全米 の話題となり、未解決事件のプロファイリング依頼が殺到。
全米の犯罪再現テレビ特番に引っ張りだこの彼女が迫る、猟奇殺人犯の心の深淵。

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