心理検死官ジョー・ベケット2 メモリー・コレクター

心理検死官ジョー・ベケット2 メモリー・コレクター
集英社文庫
メグ・ガーディナー

セスという名の少年が誘拐され,レズニアクという男が研究所から持ち出したフラスコが奪われる.こんなシーンから始まるジョー・ベケット シリーズの第2弾.

飛行機内で暴れた男の対応を請け負ったジョー.飛行機から病院に移り簡単な診察をする段階で患者であるイアン・ケイナンが短期的記憶喪失(新しい記憶を形成できない.イアンのケースでは,5,10分ほど経つとその間に起った事を全て忘れてしまう症状)であると診断を下す.その後病院を抜け出し行方をくらますイアン.心理学的剖検によってイアンが記憶を失った原因を解き明かそうとするものの,イアンが病院を抜け出した理由となる事件に深く関わっていく事になる.

ある程度話の筋が見えてくるまでは想像を膨らまして読み進め,それ以降はハラハラドキドキ感が手を進めてくれる.そんな一冊.実は,これは前回の第1弾でも同じだった.犯人グループの存在が分かるまでは,巧妙にその存在を隠し,いったん犯人の正体を明かした途端,ジョーと犯人の直接対決によるハラハラシーンに移る.表現力が乏しいため,こんな風に書いてしまうとチープな作品という印象を与えかねないが,この著者メグ・ガーディナーの作品は非常に面白く読める.

内容紹介: エドガー賞受賞作家の大好評シリーズ第2弾。心理学的剖検で死の背景を探る精神科医ジョー・ベケットは、記憶障害の「感染」を食い止めようと、その原因を知る男を追う。解説は村上貴史氏。

背表紙より: 飛行機内で暴れる男の対応を要請された精神科医のジョー・ベケット.男は記憶に障害を負っていた.ジョーは死者の心理学剖検と同様の手法で,彼の失われた記憶をたどろうとするが,男はある使命に駆られて病院から逃げ出す.一方,同じ飛行機に乗り合わせたものが次々と記憶障害を起こし,死んでいく.一体なぜ?男を探し出し原因を断つためのカウントダウンが始まった!大好評のサスペンスシリーズ.

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