就職活動

そろそろ就活がヒートアップして・・・という時期みたいなので,何となく思った事を書いてみる.

就活はカードゲームみたいなものと考えてみた.
手札は今までの自分の知識と経験.素直な手だけで闘う事もあれば,ハッタリをかます事もある.企業をカードゲームのプレーヤー集団と考えると,何人かに対して連続で勝てば,もしくは負けなければ内々定を獲得というゲーム.と言っても,就活をゲーム感覚でやるという意味じゃなくて,カードゲームで例えた時に,選考過程はゲームなのではというだけの話.

手札として持てるカードは自分の知識や経験.それはすなわち,知識や経験が多ければそれだけ豊富な手札を持つ事を意味する.今までの人生で知識や経験を多く積んでいれば,それだけ選択肢が増える事になる.
戦略については,素直に手札を使う事もあれば,自分が持っていない手札をあたかも持っているかのように思わせるようにハッタリをかます事もある.平たく言えば,嘘をつくという事なのかもしれない.ハッタリをかますという能力はある意味で交渉能力だったり対人関係における技術の一つとも捉える事が出来る.これは知識や経験のなせる業なので,ある意味で手札の一つと考えられそう.単純に素直なだけの人間は,自分の手札通りの打ち方しか出来ないが,ハッタリという手札を持っていれば,自分が持っていない手札を持っているかのように相手に錯覚させられたり出来る.
対戦相手の企業は,採用人数の数や応募人数の数,その辺りが採用担当の能力だったり戦略を意味するのかな.規模が大きかったり人気がある企業であれば,当然採用担当のレベルは上がる.ただ,相手のレベルが高いと勝ち目が少なくなるかと言うと,そう単純でもない.採用担当(企業)は学生に勝ちたいのではなく,自分が所属しているプレーヤー集団に入る価値がある人間かどうかを判断するわけで,そもそも勝とうとしていない.中には,学生に対して優位な立場に立っている事を勘違いして勝ちに来る頭が悪い採用担当もいるだろうが,それはもう諦めるしかない.何としても入りたい企業だから諦めがつかないと思う人もいるだろうが,将来の仲間になる可能性がある人間との接点に頭が悪い人間を配置する,そんな企業にどれ程の価値があるのだろうか.就活は企業が学生を評価する場ではなく,学生が企業を評価する場でもあるので,そんな勘違いをする企業であれば,仮に第一志望の企業であったとしても,人材を軽視している側面を知れたと,そう思えば良い.

内々定をとるためにはどうすれば良いのか.これは単純な話で,孫子の兵法に書いてある通りの事をすれば良いだけ.彼を知り,己を知れば,百戦危うからず.つまり,
相手の企業がどんな手札を持ち,どんなタイプのプレーヤーを欲しているか.
自分がどんな手札を持ち,どんなプレーヤーなのか.
この二つを理解すれば負けないという事.
あくまでも負けない事が大前提の言葉なので,これを出来ればどんな企業にでも就職できるというものではない.というのも,孫子の兵法では,負ける戦はしないという事を言っている.つまり,仮に自分が是が非でも就職したい企業であったとしても,自分と相手を見た時に相性が良くなければ闘わない(選考プロセスに進まない)という選択をするという事になる.確かに負けはしないけどちょっと悲しい気もする.と言っても,あくまでも自分が入りたいという企業があったとしても,その企業が何らかの理由で自分に合っていないのであれば,それは就職してからイマイチ仕事を楽しめない気もする.そう考えれば,負けない就職活動で良いのではと思う.
大事なのは自分を知る事,そして企業を知る事.特に,自分を知る事は非常に重要.なぜなら,どの企業の選考プロセスに進むにせよ,絶対に自分がいるから.つまり,自分という要素は就職活動において常に勝ち負けの要素になる要因で,もう一つの要因である企業は,企業が変われば性質が変わるものなので,その度に知る必要がある.つまり,どんな企業を受けるにしても,自分を知らなければ話にならないと言っても良い.

自分を知る事が大事と言ったものの,だいたいの人は自分を知っていると言うのではないだろうか.あながち間違ってはいないが,100%正しいとも思わない.というのは,自分の性格や考えなど,就職活動をする年齢にもなればある程度は知っているだろう.ただ,それだけでは孫子の兵法の意味する己を知るに値しない.自分の性格や考えが,一体何から来るのか.何故そう考えるのか,何故そのような性格なのか.それをひたすら原始的なレベルまで考えつくす.自分の発掘作業とでも言おうか.そうする事で,自分の性格や思考を論理立てで説明できるようになる.自分についてを階層的に掘り下げて分析しているから,自分の性格や思考の優先順位がクリアになる.そうすれば,例えば自分にとって絶対譲れないものを基準に企業を絞れる.ある程度は譲歩できるものに関しては,企業の性質や自分のプランを基に考えれば良い.とにかく,自分の全てを論理立てて説明することが出来るか.そのレベルまで自分を知る事が重要.

自分が就職活動をしていた当時を思い返してみる.SONYとか何でもやってる企業は最初からあまり受ける気がしなかった.逆に,ある分野では突出しているけど,その分野だけ.そんな企業で職人になりたい.とにかく一つの能力が抜きん出た仕事人.それが理想の将来像だった.
何で大きい企業が嫌なのか.それは,昔から二番手のポジションにいる事が多くて,常に勝てない相手に対してタックルする,ある種習性みたいなものがあるから.一番手になってどうこうというより,二番手の位置から勝ちに行く.モチベーションの問題だと思う.勝ち目がない状況の方がモチベーションが上がる.絶望的な状況の方が,自分の全知全能を賭けた勝負が出来る.そんな時に自分が成長できるし,生きてると感じる事が出来る.これを経験的に知っているから,自然と二番手のポジションに属する事が多いし,それを望んでいる.
何で職人になりたいか,それは自分にはその方が合っているから.自分は産まれた時から今まで,何かやると人の倍かかる子だった.しかも,不器用だから同時に色んな事を出来なくて,一つの事をジックリやるタイプ.そんな感じの人間だから,オールマイティな仕事人じゃなくて,職人っぽい感じが向いてるのかなと.不器用かどうか,オールマイティかどうかについては,年子の兄がまさにそんなタイプで,産まれてからずっと一緒にいたおかげで気付いた.自分が不器用だという事実.それでも一つの事を根気よく続けていれば,勝てないにしても闘える.逆に努力を怠ると,全く勝負にならない.だからこそ,とにかく何か一つの分野を極めるような職人になりたいと思った.
それ以外に思ったのが,人を笑顔に出来る仕事をしたい,そんな企業で働きたいという気持ちだった.何でこんな事を思ったかと言うと,三国志の劉備の影響.天下統一するためには,血で血を洗うというか裏切りなんか平気でやっちゃう時代で,当然民衆なんて二の次,三の次という考えが当たり前.そんな中,劉備が民と共に曹操から逃げるシーン(具体的な名称とかは覚えてないけど,超雲が曹操群の中を単騎駆けしたり,張飛が長坂波で曹操軍と対峙するシーンがある時の話).その時の劉備が民衆が助かるためなら自分は死んでも良いと,本気で自分の命を捨てても良いと言った.天下統一が至上命題な時代にあって,ただ一人だけ力が弱い民衆のために命をかける.その考え方がスゴク好きで,ずっと小さい頃からかっこいいと思っていた.劉備がどこまで計算して,どこまで考えてこの発言をしたのか.そもそも演義の話であれば架空の話なわけだけど,仮に史実ではないとしても,劉備の人柄と言うか,それまでの行動が,この話が仮に架空のものだったとしても,真実味を帯びたものにしている.
立場が弱いもののために,力がないもののために自分の命を使う.この考え方が好き.人のために命をかけるなんてなかなか出来ない.人間やっぱり自分が大事だし,いざって時は相手じゃなくて自分の事だけを考えてしまうのが人間だから.
この考えが.企業で言うとどんな企業に相当するのか考えた自分なりの考えがある.お客さんの立場で見た時に,”またこの企業のものを買いたいとかまた利用したい,お世話になりたい”,そんな風に思える企業だろうなと.ちょっとした違いかもしれないけど,webサイトが見易いとか,カスタマーサポートがしっかりしてるとか.特に,カスタマーサポートは,商品の売り上げだけを考えるなら,ちゃんとサポートしない方が儲かる.でもやる.それはお客さんのためだかrq.そーゆー企業で働きたいなと思った.
恐ろしく自分語りになってしまったが,こんな感じで自分の思考をひたすら追っていくと,自分がどんな人間なのか,自分にとって大事なものが優先度をつけて見えてくる.

それを踏まえた上で選考過程に入る.
選考過程に入る前に,上記のように自分の分析をしたうえで,自分のアピールを考えてみた.高校の部活と大学院での研究.この二つを軸にした.それぞれについて,色んなエピソードを列挙しては,そのエピソードを色々な視点からみて,自分のどんな性格と関係するエピソードなのか,様々な解釈をする.その作業をひたすら繰り返して,自分について短い言葉でも長い言葉でもかたれる状況にしておいた.
その上で,履歴書やESを書く時に,相手が何を求めているかを考えて,最も相手のニーズに合う解釈に基づいて,自分のエピソードを書く.後は,選考プロセスのタイミングで,ESを読み直して,自分をどうやってアピールするか戦略を練る.
確かこのぐらいだったと思う.別に遊びで就活をしたわけじゃないけど,ここら辺の戦略を練る作業は,正直面白かった.あーでもないこーでもないとひたすら自問自答を繰り返す作業が単純に面白かった.

あと,3年前に就活をした経験から考えると,どうしても腑に落ちない点が一つある.
どうも,企業>>学生という構図が出来上がっている.学生が企業に対して迎合して,企業は学生に対して憮然とした態度を・・・みたいな感じ.そこまで言うと極端だけど,どうもこんな感じの構図になりがち.特に学生がそう思っているような感じ.それは間違い.企業が学生を選ぶのと同じように,学生も企業を選ぶ.選考プロセスの途中でなめた事をしてくれば,当然その程度の企業だと見切るし,学生を重要視していない企業だと分かれば選考プロセスには頼まれても進まない.あくまでも,企業と学生がお互いにハッピーになれる関係を結ぶためのものだから.学生は,もっと自分が企業を評価するぐらいの感覚で挑んでも良いのではないかなと思う.

やたら長くなってしまったが,こんな感じか.最初に書きたかった事とドンドンかけはなれた感じもするが,まぁいい.とりあえず思った事を書いてみた.

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